ご挨拶

当事務所のホームページをご覧いただき、誠にありがとうございます。
事務所を開業して、気が付けば7年以上の月日が経過しました。自分が経営者として改めて感じるのは、経営というのが如何に大変なものか、ということです。
経営者というのは、時に孤独で、時に非常に難しい決断を迫られます。私は、そのような経営者のサポートを通じて、その企業の従業員やその家族の皆様を支える一助になれるように、頑張る所存でございます。
この趣旨に共鳴いただけると経営者の皆様とともに歩んでいければと考えております。どうぞよろしくお願いします。

福本崇税理士事務所 代表
株式会社 熱(Nets)代表取締役

福本 崇

代表プロフィール
  • 平成6年4月 横浜国立大学経営学部管理科学科卒業
  • 約15年半、損害保険会社でシステム、営業、企画部門に従事
  • 退職後、平成22年より税理士試験を受け、平成27年12月税理士試験に合格
    その間勤めていた税理士事務所を平成29年3月に円満退職。
  • 平成28年1月TAC株式会社 税理士講座 講師として従事
    担当科目:財務諸表論、所得税法、相続税法(現在)
  • 平成29年4月 福本崇税理士事務所/株式会社 熱(Nets)を設立
  • 令和5年6月 三郵海陸運輸株式会社 監査役に就任(現在)

経営理念

経営者に、勇気を。

経営者は、不確実な未来を予測しながら、様々な決断をするということが、一番難しいことです。我々は、経理・財務を中心としたサポートを行い、時には経営者と一緒になって悩み、考え、そして、経営者が勇気を持って決断できるように支援をいたします。

従業員に、未来を。

私が経営を行うにあたって、大事にしていることは、従業員の皆様が、今よりもより未来が良いものであるように考えることです。そのためにできることを1つずつ実行したいと思います。

家族に安心を。

我々の仕事を通じて、お客様・関係先様や従業員全員の家族が安心して暮らせるように、そう考えて行動したいと考えています。

行動指針

コンプライアンスの遵守を最大前提とした上で、事業者が思う未来へ進むためのサポートを最大限行います。
より良いサービスを提供できるよう、知識吸収・自己啓発に努めます。
私たちの事業が適正に進んでいるか、経営計画の進捗状況を外部公開します。

目指す事務所像 ~「人として」経営者に寄り添える事務所を目指して~

ビジネスでの経験を活かし、税理士事務所を立ち上げ

―最初に、税理士を目指されたきっかけを教えてください。

大学卒業後15年半は会社員をしていましたが、中堅に差し掛かったとき「自分で独立してやってみたい」と考えるようになったのがきっかけです。

「税理士」という仕事を選んだのは、その影響力の大きさです。実は、会社員時代に生命保険の提案業務をした頃、自分としては「これはお客様に対して完璧にプレゼンできた」と思った案件が何故か通らなかったという経験をしました。原因は、「税理士の先生の意見により却下された」と後から知りました。その時に、専門知識を持つ税理士というのは、会社の経営に大きな影響を与える仕事だと実感し、税理士を目指すようになりました。

                            

―会社員時代はどのようなお仕事をされていましたか?また、今のお仕事に活かされている部分はありますか?

損害保険会社に勤務し、システム部、営業部、IT企画部、営業企画部と、いろいろな分野の仕事を幅広く経験してきました。

最も役立っているのはシステム部の仕事だと思います。税務の仕事において経理、財務などの会計は、コンピューターなしでは成り立たないですからね。

営業での仕事では交渉力や折衝力といったスキルを養えました。社外の方と関わる中で広く社会を知る経験ができたことも、今の仕事に活かされていると思います。

IT企画部、営業企画部にいた頃は、フレームワークやデータ分析などを通じて、ロジカルに課題解決や目標設定する方法も学びました。その経験は、今の仕事でのコンサルティングに役立っている実感があります。


―事務所を開かれたとき、理念として「経営者に勇気を」を掲げられていますが、その理由を教えてください。

私自身も経営者でありますが、経営とは決断の連続なんですね。私は会社員時代に、本社の管理部門で会社の意思決定に関わる仕事もしていました。その時上司に言われた、「自分たちの後ろに誰も居ないつもりで決断をするように」という言葉が今も頭に残っていて。自分が最終責任者として物事を決めるということが、いかに大きいかということです。

経営者は事業の成長はもちろん、お客さんや会社、従業員、その家族の生活など、いろいろなものを背負った上で決断をしなくてはならない。そういう経営者の孤独な部分を支え、時には背中を押してあげたいという思いを、事務所の理念として掲げています。

税理士として着実に成長できる職場環境を

―働く場所としての「福本崇税理士事務所」について伺います。ご自身の事務所はどのような特徴があると思われていますか?

うちは、幅広く経営の悩みに幅広く対応できるオールラウンダー的な税理士事務所を目指しています。ですので、何かのスキルに特化した税理士を目指している人には合わないかもしれません。

税務のスペシャリストであることはもちろんですが、それだけでなく、税務から派生するさまざまな経営者の悩みにも対応していきたいです。それが「経営者に勇気を」という事務所の理念にも繋がっていて、うちの事務所の強みであると思っています。


―事務所で働くメンバーはどのような構成でしょうか?

今は私ともう一人の税理士を中心に、計7名のスタッフでやっています。スタッフは皆人間的にも信頼できますし、チームワークも良いですよ。年齢構成も若手から中堅までバランスが取れていると思います。

小規模でやっているので、それぞれの業務に関してお互い把握しやすいですし、ITはこの人、会計についてはこの人といった感じで必要があれば相談し合ったり、助け合ったりもしています。


―働く人の教育・育成環境に関してはどうでしょうか?

私は上場企業のマネージャー経験がありますので、仕事のやり方、仕事に対する考え方も伝えられるかなと思っています。今は、働き方改革の影響もあり、日々実務をこなすだけで時間的な余裕があまりないですよね。
ただ、仕事における成長ということを考えると、「失敗から学ぶ」という側面はとても大きいと思うんです。上司としてはそれぞれのスタンスや実力に応じて、あえて本人に裁量を持たせたり、経験を積ませたりということも意識してやっています。

色々な経験を積む過程で、個々人が自信をつけ、自ら目標を見つけてくれたらと願っています。


―税理士としてのスキルアップも会社としても支援しているそうですね。

税理士として成長する過程では、得意分野の知見を深めたり、経営への高い視座を身に着けたりといったことも大切です。さまざまな勉強会への参加は、事務所としてサポートをしています。


―事務所をまとめていく上で大切にされていることはありますか?

やはり一番大切なのは、しっかりコミュニケーションをとることですね。専門士業としての経験や企業に勤めていた経験から自分の考えを伝えるときは、上から目線にならないよう「大切だと思っていることを素直に伝える」ように意識しています。

経営理念の一つである「家族に安心を」というのは、お客様のご家族だけでなく、うちの従業員の家族という意味もあります。本人が成長でき、安心して働ける職場を提供することで、そのご家族にも「この事務所で家族が働いていて良かった」と思ってもらえるような経営をしていけたらと考えています。

変化する時代の波を「ビジネスチャンス」として捉え、成長していきたい

―これからの税理士、税理士事務所のあり方については、どうお考えですか?

これからは税理士に求められるものが、もっと幅広くなると感じています。

今は会社というもののあり方が、どんどん変化しています。ITを超えてDXという言葉が出てきたり、ベンチャー企業やM&Aが増えてきたりしている中で、「どうすれば早く確実に成長できるのか」という方法論も5年単位くらいでどんどん変わっています。

IT化やDX推進と言いますが、世の中がそういう流れだから単にそれを進めていけば良いかというと、必ずしもそうではない。今はインターネットがあるので、一般的な答えは簡単に手に入るかもしれません。でも、そこで重要となるのは「それぞれの会社の実情に則ってどう判断するか」です。私は本社管理部門のシステム部で仕事をしていたとき、新しいシステムを入れるにあたって、予算や費用対効果を会社全体の視点から厳しく評価してきた経験があります。お客さんの会社にとって実際にメリットがあるかどうかや、どのタイミングで導入すれば良いのかなどは、しっかりとした数字の裏付けも取った上で慎重に検討しなければならない。そこを一緒に考えていける存在であるというのを、強みとしてもっと打ち出していきたいです。

それは、ある意味税理士の仕事としては、メインになる部分ではないかもしれないですが、個々の経営判断をサポートしていくことは、これからはますます必要とされると感じています。うちの事務所が目指してきたオールラウンダー的な税理士というのが、役立つ時代がやってきたのではないかと。ある意味ビジネスチャンスが来たなと思っています。


―採用においては、どのような人材に来てもらいたいと考えていますか?

「税理士としてだけでなく、人として一緒に成長していきたい」そんな風に考えられる人と一緒に働けたら嬉しいですね。税理士は「先生」と呼ばれる職業ではありますが、私はあえてその言葉を意識しないようにしています。もちろん、専門家としての意見を求められればアドバイスしますが、ときには経営者と同じ目線に立って一緒に考えることができる存在でありたい。税理士という専門家でありつつ、一人の人間としてどれだけ経営者に寄り添えるか。そういう意味で、税理士は「“人”を売りにする商売」なんじゃなないかなと思っています。


最後に、税理士を目指される方々にメッセージをお願いします。

税理士の仕事は大変ですが、楽しいですよ」と言いたいです。私が一番楽しいと感じるのは、お客さんとじっくり向き合っていく中で、お客さんがご自身で決断をされて「それで行きます」とご自身が納得されて元気になられる瞬間です。そこにたどり着けたとき、心から良かったなと思います。それはやはり「人対人」だから生まれる瞬間なのではないでしょうか。

もし、うちの事務所に興味を持たれた方は、まずは、ふらっと事務所を訪ねてみていただいて全く持って構いません。いろいろお話をする中で、事務所の雰囲気なども感じ取ってもらえればと思います。